会社の財務は大丈夫?? 流動比率ってなぁに??
こんばんは、あおぶたです☆
今回は会社の安定性を図る代表的な指標、「流動比率」について説明していきます。
前回にお話ししたROE,ROAは収益性などを図る攻めの指標ですが、今回お話しする流動負債は「会社が潰れないかな~??」「債務の支払い能力は大丈夫かな~??」など、いわゆる「守り」の指標になります。
「流動比率」を覚えるとこんなメリットがあります。
・投資検討中の会社の安定性が分かるようになる
・景気に左右されにくい投資先選定が出来る様になる
・何年スパンの長期投資が出来る様になる
それでは早速見ていきましょう。
流動比率・・・会社の流動資産(1年以内に現金化できる資産)と流動負債(1年以内に支払いが必要な負債)を使い、会社の支払能力を図る指標です。
計算式は
で100%を超えている事が最低条件です。200%以上であれば支払能力が安定している事になります。
つまり、1年以内に現金化できる資産よりも、1年以内に支払う必要のある債務の方が大きいという形になると、利益が好調な時はいいですが、ちょっとでも外部要因で減益になってしまうととたんに支払いに困ってしまう事になります。
ここは人間と同じですね!借金が100万あっても、株や絵画などの資産が200万程ある人ならケガをして働けなくなっても借金を返す事が出来ますが、
いくら高給取りでも資産0円の借金持ちなら、リストラやケガをして働けなくなったら借金を返す事が出来なくなります。
結婚相手を選ぶなら、なるべく安定した経済基盤を持った人と結婚したいのと同じ様に、投資も利益率が高くて優秀な会社だけではなく、潤沢な資産があって不測の事態でも乗り切れる会社も選べるようにしましょう!
結構簡単な指標なので、是非覚えて実践で使って見ましょうね☆
あおぶたでした☆
PBR(株価純資産倍率)ってなぁに?
こんにちは、あおぶたです☆
本日はPBR(株価純資産倍率)の説明をしていきます^ ^
PBRは、前回お話ししたPERと同じ位、超!重要な株式指標になりますので、ちゃんと理解出来てない方は今日覚えちゃいましょうね!
まずはPBRを使うメリットから
・株価の割安、割高がはっきりと分かる
・同業他社との比較がしやすい
・その会社が市場からうけてる注目度が分かる
あおぶたも、PBRは投資先選定を絞る時に良く使う指標です。
では説明に入りましょう!
【PBR】・・・PBRとは会社の資産が一株当たりの金額と、それを株価で割った時の数値の事を言います。
ちなみに一株当たり純資産は「BPS」といって、四季報にも記載されている単語なので覚えておくと便利です☆
計算式は、「一株当たり純資産÷株価」です。
大雑把にPBRの事をお話しすると、その会社が資産以上の評価を市場から受けているか?が分かる指標です。
純資産=会社の資産になりますので、単純に考えると「その会社が本日倒産した時にステークホルダーに分配される資産」と言うことになり、
PBRが1になっている会社は、資産以上の価値がないと思われている事になります。つまり、事業の存在意義がないよって言われてる様なものです。ただ、そういう会社に美味しい銘柄が隠れてたりするんですけどね( ̄▽ ̄)
また、銘柄を探しているとPBRが1を切っているような銘柄もチラホラ存在しています。
PBRが1を切るという事は、「その会社の資産以下の価値でしかない」となりますのでちょっと矛盾している感じがしますね。。
これにはザックリ2つの原因があって
①市場が過少に評価している
②経常利益の赤字などにより、近い将来資産を食い潰す可能性がある
が考えられます。
①なら積極的に検討すべき銘柄になりますが、
②に当てはまる可能性がある時は注意が必要です。
例えば、貯金を1000万円持っている人がいたとして、毎月手取りで30万円稼いでいるとします。しかし、支出で毎月40万出ていく様な生活をしていると、貯金を切り崩して生活するしか方法がないですよね?
これは会社も同じで、利益と支出のバランスが崩れている会社は、自分の資産を切り崩して経済活動をするしかなくなるので、
現在と将来の資産が大きく変化する可能性があります。今はPBR1以下でも、2年後にはPBR3になる可能性だってあるんです!
①か②なのかを見分ける方法としては、複数の指標を使う事で見えてくるので、
一通り指標を説明し終わったらまたご説明します!
何となくでもPBRを掴めましたか?^ ^
使い方を間違えてなければ、PBRは投資判断にとても役に立つ指標なので是非使っていきましょう。
あおぶたでした☆
番外編?〜あおぶたの投資先の選び方〜
おはようございます、あおぶたです☆
今回はちょっと路線を変えてあおぶたがどうやって投資先を選んでいるかを簡単にお話しします!
というのも、先日友人から
「株式指標とかも大事だと思うけど、手っ取り早く儲ける方法の方がみんな知りたいんじゃない?」
と言われたからです。
結論、そんな方法を知ってたらあおぶたが知りたいです(・Д・)笑
僕も専門家じゃないですし、初心者に毛が生えた様な存在なので正直あまり偉そうな事書けないかなぁとは思ってるんですが、
・あおぶたが投資選定に何を重視しているのか?
・なぜ株式指標など数字が大事なのか?
をお話しした方が今後お話しする内容も興味を持ってくれるんじゃないのかなーと思い番外編的に書こうと思います。
ただ注意として、これから話す事はあおぶたの考えなので、「投資の正解」では決してありません。そこを踏まえて読んで下さいね☆
あおぶたが考える株式投資は「将来予想ゲーム」
あおぶたが株式投資で大事だと考えるのは、
①将来の世界または日本がどの様な成長をするのか?
②その将来予想で繁栄する事業は何なのか?
③その事業はいくらの市場規模の中にいて、何位になれそうなのか?
④銘柄選定後、株式指標は割安かどうか?株価はどこまで上がる可能性があり、どこまで下がったら撤退するか(いわゆる利確ライン、損切りラインです)
を考え、将来に投資する意識を持って株を買う事だと思っています。
一つあおぶたが実際に今年売買した時の事例を使って話します。
①で現在確率が高い事業の一つで「Iot」の分野が挙げられますが、あおぶたは今年初めから「Iot」関連の銘柄を中心に探す事にしました。
「Iot」の市場予測を見ると、2016年が5兆円強なのに対し、2021年は11兆円の予測が立てられていて、5年で2倍強に成長すると言われています。
ただし、「Iot」関連の株は既に高騰状態であまり旨味がありません。。
ですので②の事業はもう少し枠を広げて、Iotの世の中になった時に何が重要なのかを考えます。
この時あおぶたが考えたのは、インターネットの拡大によって情報の保護がより大事になってくるのではないか?
つまりセキュリティー関連を事業にしている会社をターゲットにしたらどうなのか?と考えました。
そこで、セキュリティー関連の銘柄で安値で放置されている銘柄がないかを探す事にしました。
買う判断にも、売る判断にも大事なのは株式指標
そこであおぶたはある会社を見つけました。
「ディーディーエス(3782)」
この会社は簡単に言うと、指紋認証などのバイオ認証を提供している会社で、「FIDO」と言う生体認証の標準化を目指す団体の初期メンバーです。
今年初めの頃は300円台の株価で、下値に張り付いた形で出来高も少ない状態でした。
理由は、過去の財務超過により「管理銘柄」に指定されていて、また営業利益も赤字が続いていた為、上場廃止もあり得る銘柄だったからです。
しかし、一つ光明があり有利子負債は年々着実に減らしているのを発見しました。
市場規模を考えると今後売上が上がる可能性が高く、会社の基盤安定に注力する姿勢が感じられたので380円の時に購入。
その後、あおぶたの予想通り有利子負債が0になり、「管理銘柄」が外れると株価は見る見る上昇!
一時1,400円にまでなりました。
自慢っぽくなっちゃいましたが、、ここからあおぶたは自分のルールに反した行動を取って利益をだいぶ削っちゃいます_:(´ཀ`」 ∠):
その時あおぶたは予想以上の株価上昇に浮かれ、売却出来ずにいました。
その頃のディーディーエスのPERは200近くになっており、
いくら成長銘柄でも破裂寸前の爆弾銘柄になっていました。正にマネーゲームという感じです。
勿論、期待値以上に腫れ上がった株価は長持ちせず、1週間で1000円まで下がり、その後800円まで落ちていく事に。。
800円でやっと利確しましたが、冷静に考える頭があればPERが180を超えた時点で、現株価がPER20倍前後になるのは遠い将来だと考え売却の判断が出来たのにと今でも反省です。。
ここまでダラーっとお話ししましたが、
いくら成長銘柄を見つけても、どこが安値なのか、どこが売り時なのかを感覚に頼るととても危険なのです!
その為に、今の会社の価値を明確に判断する材料になるのが株式指標です!!
なので、投資の勝率を上げたいと考えている方はぜひ、あおぶたと一緒に株式指標について勉強しましょう!
きっと見える景色も変わるはずですよ!
ちなみにあおぶたは、将来性という観点で仮想通貨にも投資しています。
仮想通貨でもリップルはおススメですよ〜( ̄▽ ̄)
以上、あおぶたでした☆
PER(株価収益率)ってなぁに?どうやって使うの?
こんばんは、あおぶたです☆
今回はPERについて書いていきます!
ただ、PERを聞いた事ある人は結構多いんじゃないかな〜?って思うのでPERの正しい使い方も一緒にしちゃいます( ̄▽ ̄)
知らない方にも分かる様にまずは基本的な説明を。
【PER】・・・日本語で「株価収益率」と言います。計算式は
一株当たり純利益÷株価
になります。
これで何が分かるかと言うと、その株価の割安度、割高度です!
一般的に、PERは14倍が理想値と言われていますので(業種や注目度によってPERが数百倍になる会社もあるので注意が必要です)、例えば14倍を下回っている会社は割安の可能性があるということになります。ちなみに、あおぶたが尊敬しているバフェット様は底PER投資の達人です☆その内機会があればバフェット様の事も書きますね^ ^
ただし、PERが低い数値だからって買いかと言われたらそういう訳ではありません。。
基本的に株価は2〜3年後の将来を見据えた評価によって値段が決まりますので、(ここ、すごく大事です!)現在のPERが低い理由は、
①人気のない業種の為、買う人が少ない
②リーマンショックの様な不況により、個別株というよりも全体の株価が下落している
③将来的に、利益が下降線の状態である
が主な理由になります。
①と②は状況判断が必要ですが、会社の財務状況を確認して問題なければ「買い」という判断になります。(投資先選定の方法は後日記事で取り上げますのでお待ちくださいませ。。)
問題は③です。
将来的に利益が下降線にある会社のPERは、今は底PERでも将来高PERになる事が多々あります。
例を挙げると、
ある会社「太一商事」の3年間の純利益予想が下記の様になっていた場合を考えてみます。
現在の株価が300円、発行株式数が10万株と仮定します。
【会社予想値】
2017年度 純利益300万円 一株当たり純利益30円
2018年度 純利益200万円 一株当たり純利益20円
2019年度 純利益100万円 一株当たり純利益10円
この場合、2017年度はPER10倍になりますが、2018年度はPER15倍、2019年度に至ってはPER30倍にもなってしまいます。。
つまり、この株価は現在は割安だが、将来的には割高の株価と言う事になります。
将来的な成長も見込めない、PERも将来割高な会社に投資したら完全な負け組になってしまうのでお気をつけ下さい。
(あおぶたは最初に底PERの株だけ探して大損した事がありますので本当に気を付けて下さいね。。)
逆に、高PERの会社でも将来の予想値を見ると底PERになっている様な株もあるんですけどね☆
次回PBRの説明をしてから、実際の会社でPER、PBRを使って投資先判断しようと思いますのでお楽しみに(^^)
あおぶたでした☆
ROE,ROAってなぁに??
こんばんは、あおぶたです☆
この2つは、株式指標としてはとてもメジャーな指標なので、
覚えておいて損はないですし、ちゃんと理解出来ていれば株式投資の勝率も大きくアップする事間違いなしです╭( ・ㅂ・)و̑ グッ
この2つを覚えるメリットとしては
・会社の収益能力を数値化できる
・同業他社と比較してこの会社が優れているかを比較する事が容易になる
などが挙げられます☆
では早速みていきましょう!!
ROEってなぁに??
まずは「ROE」についてご説明します。
【計算式】
難しい言葉ですが、簡単にいうと
ぼく達のお金を使ってどれだけ効率的にお金を儲けられたのですか?
という事です。
その業種によってどれ位の数字がいいかは変わりますが、
一般的には10%を超えてくるととても良いと言われています!
ただし、ROEとはその年によって変わってくる数字で、10%切っても投資価値のある会社は沢山あります。
他の指標と合わせて確認する事で投資判断に深みを出せる様になりますので、まずは10%を目安に考える様にして下さい。
ROAってなぁに??
【計算式】
ROA=営業利益₊受取利息・配当金₊持ち分法による投資利益÷総資本(総資産)
ROAとは、日本語でいうと総資本事業利益率と言います。
計算式に単語がたくさん並んでいるので引いちゃいますが、
ざっくり言っちゃえば、
会社にあるすべての資産をフルに使ってどれだけお金を儲けたの??
って事です。
これも業種によって違いはありますが、一般的には5%を超えているとかなり良いと言われています。
ROEは分母が「株主資本」、つまりぼく達のお金を対象にして、「当期純利益」、つまり会社の必要経費を差っ引いて税金も払い終わった後のお金を対象に計算していますが、
ROAは分母が「総資本」、つまり会社が持っている全てのパワー(資産)を、「営業利益、受取利息・配当金₊持ち分法による投資利益」、つまりその会社が本業としている事業以外も合わせてお金をどれだけ儲けたんですか?
と聞く事が出来る指標なんです☆
余計に噛み砕くと、
ROEは会社が投資家に向けて、
「うちはあなた達のお金を元に、去年は10%の儲けを出す事が出来ました」
と発表する指標です。
それに対してROAは、
「うちは会社の資産を使って、5%のお金を稼ぐ事が出来ました」
って発表している指標なんです!
この2つはとても大事な指標なので、是非覚える様にしましょう!!
あおぶたでした☆
中学生でも分かる株式指標④〜総資産・自己資本・有利子負債って?〜
こんばんは、あおぶたです☆
本日は、前回の続きで「総資産」「自己資本」「有利子負債」について説明します。
ここをマスター出来ると、その企業の
・安全性
(不況にも強い体質なのか、弱いのか)
・将来性
(リスクを背負っても成長を目指していくのか、堅実な経営をしているのか)
が分かる様になります!
それでは早速見ていきましょう!
資料③
【総資産】・・・総資産とは、流動資産、固定資産など全ての資産を総合した物を言います。より細かくお話しすると、流動資産とは「1年以内に現金化できる物」の事を言います。株は市場ですぐ売却出来るので流動資産になりますね☆
固定資産は逆に「売却に1年以上かかる物」の事を言います。ご自宅を購入されている方は分かるかもしれませんが、急にまとまった現金が欲しくなってもご自宅をすぐ現金化出来ないので、ご自宅などの不動産は固定資産に当たります。
【自己資本】・・・自己資本とは貸借対照表の左側に書かれている、返済の必要のない資金(資本)になります。
中の構成は主に、株主から集めた資本金、利益の余剰金(前の年に余ったお金を貯めたお金です)、自己株式になります。
自己株式とは、自社株買いによって得た自社の株式になります。
何故その様な事をするかと言うと、理由は色々ありますが主に
①株価対策(市場の自社株を買う事によって買い圧力を上げる、市場の希少性を上げる)
②ストックオプション用の株式取得
が挙げられます。
※ここは大事!!
【有利子負債】・・・有利子負債とは、会社が利子を付けて返さなくてはいけない負債の事を言います。主に有利子負債と言われるのは
①銀行からの借り入れ
②社債
③転換社債
④コマーシャル・ペーパー(CP)
が含まれます。
②③④、特に③④は初心者の方なら初めて聞くよという方も多いと思いますので説明すると、
②社債とは会社が銀行から借りるのではなく、投資家からお金を集める事を言います。
基本銀行から借りるよりも利子が少ないので会社にもメリットがありますが、
知名度がある会社でないとこの方法は使い辛い(よく知らない会社にお金を貸そうとは思わないですもんね・・・)のが特徴です。社債も株と同じく1単位いくらという形で市場で販売され、基本年間単位で発行されます。
③転換社債とは②社債の効果を持ちながら、株と交換できる特性を持つ特殊な社債になります。
例えば、2年間で利子1%、1,000円で販売された転換社債があったとします。
あなたは2年間満期まで社債を持っていますが、その間に1株1,500円で市場で取引されているとしたら、
1,000円で返還してもらうのではなく、株として受け取り市場で販売した方が500円の利益になります。
逆に1株500円になっていた場合は、社債の1,000円分を受け取る事も出来ます。
この様に、その時に一番良い方法を選択できるのが転換社債の特徴です!
④コマーシャル・ペーパーとは、簡単に言うと短期(数ヶ月単位)で発行される債権になります。基本優良企業でしか発行できません。
なぜ有利子負債が大事なのかというと、
利子が必要な負債というのは、企業の収益をダイレクトに圧迫するからです。
例えば、前回出て来た八百屋の太一さんの話しでいうと、
毎年800万円の売上で、利益が450万円という話しでしたが、
八百屋さんをする為の建物を購入する為に年率1%で4,000万円30年ローンの借金があったとしたらどうでしょうか。
単純計算ですが
4,000万円÷30年ローン=133万3333円
4,000万円×1%=40万円
つまり、借金のせいで
450万円-173万円=277万円
と利益が277万円まで圧縮されてしまう事になります。
この様な借金があったら、毎年利益が増えている会社ならまだ大丈夫ですが、
リーマンショックの様な大不況が来て売上が下がってしまったら、会社の収益にも多大な影響を与える事必死ですね。
勿論、有利子負債全てが悪い訳ではありません。会社も成長する為の投資資金として有利子負債を増やす事が多いので、有利子負債と上手く付き合えば成長速度を上げる事が出来ます。
なので皆さんには、投資の検討している会社の有利子負債から、その会社がどの様な意図で借金をしているのかを確認できる様になれれば株の勝率も大分上がってきますので、是非覚えて頂けると幸いです。
あおぶたでした☆
中学生でも分かる株式指標③〜売上高・営業利益・経常利益って?〜
こんばんは、あおぶたです☆
本日は前回お話しした「まずは会社を人として見てみよう」の続きです。
先日はざっくりと人に例えて説明しました。
では実際に上場している企業の資料を拝借しながら、用語、指標の意味を考えていきましょう!
今回はソフトバンクさんを例に取って考えてみます。
情報は楽天証券からです。
資料①
2017年10月27日の終値になります。
資料②
こちらは過去の業績と将来の業績予想になります。
数値は百万円単位なので、2017年3月期は8兆9,010億円の売上です。
ソフトバンクさんやっぱりすごいですね☆
資料③
こちらは財務関係、営業CF、投資CF、財務CFになります。
ここまでの資料で、各言葉と指標の意味をしっかり理解できたよ!って人は少ないんじゃないかなと思います。
でも安心して下さい。僕も理解するまでにかなり時間がかかりました!!
ただ、ここに出て来た言葉、指標の意味を知る事は投資判断では非常に重要なのでこれを機会にしっかり覚えていきましょう!
売上高、営業利益、利益(経常利益)ってなに?
まずは売上高、営業利益、利益(経常利益)の説明です。
売上高・・・これは文字通り、一年間でその会社が売り上げた金額の合計になります
営業利益・・・「売上高-商品原価-販売費及び一般管理費」という式で表します。
簡単に言ってしまうと、売上を上げる為に使ったお金を引いて残ったお金の事です。
営業利益は本業から出来たお金なので、事業利益とも言われます。
利益・・・「営業利益₊営業外収益-営業外費用」という式で表します。
営業利益が本業で稼いだ利益なのに対し、
利益(経常利益)は本業以外から稼いだお金とそれにかかった費用も
合わせて、会社としてトータルで儲けた(損した)お金の事を言います。
うーん、いまいち分かりずらいな(゜-゜)
というわけで、今回はみんなご存じの八百屋さんを例にして考えてみましょう☆
八百屋の太一さん(32才)個人事業主
【条件】
・東京郊外にある八百屋をアルバイトの学生1人雇って営業
・株式投資が趣味だが、勉強嫌いで損する事が多い
今年は50万円程の損をしているらしい。。
・八百屋さんの年間売上は800万円程
・アルバイトの学生は時給800円で月に5万円、年間で60万円支払っている
・野菜は産地直送の物だけを使用していて、原価が売上の3割支払っている
八百屋さんで年間800万円の売上はすごいのかもしれませんね☆
では太一さんの売上高、営業利益、利益(経常利益)を見ていきましょう。
売上高・・・これは簡単!800万円ですね!!
営業利益・・「売上高-商品原価-販売費及び一般管理費」で考えると、
商品原価が800万円×3割(0.3)=240万円
販売費はアルバイトの学生に支払っているバイト代なので、
800万円-240万円-60万円=500万円という事になります。
利益(経常利益)・・・「営業利益₊営業外収益-営業外費用」になる訳ですが、太一さんは株で損したお金があるので、(ちゃんと勉強しようよ太一さん。。)500万円+(-50万円)=450万円という事になります。
いかがでしょうか。
かなりざっくりとですが、最初のうちはこういう考え方でみて貰って大丈夫だと思います!!
次回は資料③の財務とキャッシュフローの説明をする予定です。
あおぶたでした☆